現物株の投資手法

◆銘柄選定と投資の手法◆

銘柄選定というのは非常に重要なステップです。中長期投資の人にはなおさらです。株価の基本はその会社の業績を株価で表示しているようなものだからです。つまり伸びる会社の株価は高く、倒産しそうな会社の株価は安いということです。もちろん株価そのものということではなく、業績の割には株価が安いとか高いという指標ということです。株の銘柄選定のときは、よくPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)を指標にします。

銘柄選定の方法は十人十色ですので具体例は割愛しますが、業績や将来性が良い割りには株価が安い銘柄をいくつか選定し、毎日株価の動きをみて、その中からさらに上がりそうなものをスクリーニングして注視するような形が入り易いと思います。仕事関係、趣味、通勤電車から見える看板、良く行くレストラン…何でも良いと思いますが、自分の少し知っている分野の銘柄をピックアップしてみるのが良いのではないでしょうか。全てを知りたくても全銘柄は何千もあり、毎日見ることは不可能だからです。

また、世の中のイベントに反応して値が動く株式も多々あります。法律の改定や国策、あるいはブームなどには常に気を配り、関連銘柄を推定して目をつけておくのも手だろうと思います。仕事柄、ハイテク銘柄といわれる会社を少し知っていましたので一部ですが値幅制限・呼値のページに載せていますので参考にしてみてください。

投資方法については私のようなサラリーマンでは通常ザラ場での売買は出来ないのですが幸か不幸か自宅療養を病院から言い渡された時期があり、そのときにデイトレードの手法も少し身に付きました。ですが基本的には数日から1週間の間で売買を完結するスイングトレードがお勧めです。ほったらかしで大きな利益が得られるということは絶対にありません。安い時に買い、高くなったら売る…同じ銘柄にこだわってもこのようなスタイルを基本とすべきでしょう。

◆一般的な手法◆

株式投資の本やサイトに紹介されている投資のしかた(売買タイミング)は、概ねファンダメンタル分析による方法とテクニカル分析による方法、そしてその2つを取り入れた方法になると思います。私は経済に疎い方面の人間ですので、どうしてもテクニカル分析へ走ってしまいます。

ただどちらにもいえることは一般的な手法というのは一般的ですから誰もが知っている・実行している手法です。特に証券会社や新聞が提供してくれる情報やテクニカル分析結果はあたりまえの情報となっています。ということは一般的な手法では良くて損益±0、通常はマイナスという結果になってしまうと思います。

投資を始めたばかりの頃、結構多くの人が利益を出します。私もそうでした。そしてもっと利益を出そうと、証券会社のツールでMACDやRSIなどのテクニカルシグナルを頼りに、そして新聞の経済欄や株式新聞の情報を1つ残らずメモをとり…とやっていくうちに利益はマイナスへと転じていきました。何も知らないほうが良かったということでもあるのです。

お勧めの手法、というのは私にはありません。ただいえることは人と反対の動きをとると利益が出やすい、ということぐらいでしょうか。例えばちょっと専門的ですが日足のローソクチャートで上髭がとても長い陽線、それも前日比15%の値上りで引けた銘柄があったとします。一般的な手法をしている人は次の日間違いなく反落すると思い、その銘柄には見向きもしません。ところが次の日の結果をみるとその銘柄がさらに大きく上昇、それも出来高は少ない…こんなことが頻繁にあります。もちろん予想通り損をすることもあります。

このようなことを少し頭の隅において、独自の投資手法を身につけることをお勧めします。そうは言っても何かきっかけは必要です。下記の本は私が自分なりの投資のしかたを考えるきっかけを作ってくれた本で、特にお勧めです。その中でも「私もカブドットコムで株デビュー」という本は私自身がカブドットコムに口座を持っているからということではなく、株の銘柄の良し悪しを判断するためのファンダメンタルな部分の説明が極めて分かりやすく説明してあることが特長で、キャッシュフローの話や貸借対照表の見方、EPSやBPS、PER、PBR、ROEなどの意味が非常に分かりやすく説明してある本です。

◆私の投資手法◆

私は特別な手法を使っているわけではなく、出来るだけ「損」をしないように心がけていった結果、下記のような手法に今は落ち着いています。

銘柄選定

投資家の人たちが実際に行う銘柄選定の方法は千差万別です。私の場合は週に1回程度色々なサイトが無償で提供している上昇銘柄ベスト100などの銘柄上位50をエクセルに取り込み、その銘柄のローソクチャートや移動平均線をじっくり眺めて上値の余地が有り、上昇トレンドのものをリストアップしています。その銘柄を上がろうが下がろうが毎日動きをみるようにしています。

売買タイミングについて

売買のタイミングの基本は「安く買って高く売る」につきるのですが、これが一番難しいところです。株式に関わらず先物や為替もそうですが、 その値動きはエリオット波動といわれる波を描きながら変化しています。そしてその波の回数は決まっています。 さらにどの程度波が上がるか(振幅)はフィボナッチ級数という数列で定義できるという少々とっつきにくい原理ですが、 これが私の投資手法のベースになっています。

これはデイトレでも中期・長期の投資でもあてはめることが出来る原理ですが、意外と知られていないようです。

実は私はデイトレが今一番気に入っています。というのも
・次の日に株を持越さないので株式市場が終わったあと、なにかサプライズ(戦争・大地震・政局混乱etc.)があっても安心していられるということ(決算発表ももちろんサプライズです)
・値動きを常時見ているので素早いロスカット(損切り)ができるので損失が少なくできる
といった利点があるからです。もちろん毎日売買することで発生する手数料はバカになりませんが…。

そのデイトレですが
(1)秒単位から数分で売買を完結する方法
(2)前場だけ、あるいは前場後場を通して数時間で売買を完結する方法
があるようですが(1)は一般的にはスキャルピングと呼ばれ、(2)はスイングデイトレと呼ばれています。

どちらのデイトレもファンダメンタル分析の重要性が少なく、 どちらかというとテクニカルな要素に重点を置いたほうが利益が出るとも言われています。

私はどちらかというと(2)のスイングデイトレ派です。ではどんなテクニカル分析をすれば良いかということになります。
重要なのは
1.その日に値を上げる銘柄の選定
2.買いのタイミング
3.売りのタイミング
の3つだと思います。その方法はスイングトレードにもあてはめることができます。

デイトレでは上記1.は前日までのチャートの動きやファンダメンタルの解析で選定できます。長期的なファンダメンタル分析は不要です。そして1つ2つに絞らず目の行き届くくらいの十数銘柄をピックアップしておくのが良いと考えます。
私の場合は左の写真のカブドットコムのカブボードという1画面に18銘柄(3ボードあるので合計54銘柄)登録できる リアルタイムで現値、ボリューム、気配値を表示するものに上がりそうな候補銘柄18を登録しています。(口座開設で無料で使えます)

そして2と3の売買タイミングですが、私は分足ローソクチャートではなく、 下図のtickチャートといわれる値動きがリアルタイムで表示されていくチャート、 そして左の写真に有る「板」を頼りに売買をしています。

ピンク色のtick線が値動きをリアルタイムで示してます。
2.の買いのタイミングですが、値動きを見ると下の図の波動1のように、 概ねエリオット波動といわれる「上昇相場では方向波動3回、訂正波動2回」といわれる上下を繰り返して値を上げています。










最初に山Aがきて一旦値を下げます。下げた値は最初の値(寄りの値または山Z)を下回らなければ上昇トレンドと見てよさそうです。

次にまた値を上げます。このとき最初の山Aの値より高くまで値を上げます。そしてまた下げます。 このとき最初の値を下げた谷Bを下回らなければまた次に上昇し、そのときの最高値が上昇の1周期の最高値になります。

その後は下げてきます。そのときも前の山あるいは谷を次々下回り落ちていきます。これで1周期は完結ですが、エリオット波動というのは前述の動きを大きな1つの方向波動ととることができるので、さらに高値を目指す同様の動きを繰り返していく事を確認できればまだ売らずに持っていても良いということになります。
ということで、買いのタイミングは上の図の「買い1」または「買い2」ということになります。

ただその1周期が前日からの続きだったり、始まりの点を見誤ったりすれば予想に反して下落することもあります。 (上のtickチャートがまさにそういう動きです)この動きはローソクチャートでみても同じような動きをしているのがわかるかと思います。実際には下の図の波動2、3、4のようなパターンもあります。











波動2のように、買い勢力が強いと凹まない(値が下がらない)谷だったりすることもあります。
波動3のように上値の抵抗が強いとダブルトップの形で終わってしまい下落していくこともあります。
波動4のように訂正波動が2度3度谷を作る場合もあります。
この辺の見極めが難しいところになると思います。

戻りますが3の売りのタイミングはまさにその高値と考えた山から下降し始めたときになります。 上の図の「売り」です。

また仕手株だったり、見せ板が邪魔したり、ラジオや証券会社がサプライズを発表するなどの外乱があれば、 波動が乱れて見極めが困難になることもあります。

「チャートの鬼」という本を参考に実践しましたが、さらに詳細が記されていますので興味の有る方は一読をお勧めします。 エリオット波動と似た「3段高下」という動きについても詳細が出ています。

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